Odai女教皇の原罪真実は優しいかThought of mother. (1974〜)
原罪は自分だと彼女は思っていた。 自分が愛してしまったから起こったこと。 なのに罰を受けるのは自分ではなく…… 「お母さん」 かけられる声に振り向くと愛らしい笑顔。 その笑顔に笑うと、手を広げる。 すると飛び込んでくる小さな体。 「お帰りなさい」 「ただいま」 嬉しそうな笑みを浮かべ、子は今日の出来事を述べていく。 楽しそうに。 でも彼女は知っていた。 自分のせいで子が厳しい視線を向けられていることを。 その為に容易く弱見を見せられないことを。 だから子は純粋な子供にはなれなかった。 早々に心に鎧を身につけ、大人を負かせることが出来る様になってしまった。 全て、自分のせいで。 「お母さん?」 彼女の様子に聡い子は首をかしげる。 それに何でもないと笑って返すと、子の頭をなでる。 なら、真実を打ち明ければ良かったのだろうか? 相手が…子の父親が誰であるか言えば良かったのだろうか? (そんなの、無理や) 出来る訳ない。 彼を愛しているからこそ、将来をつぶしたくないのだ。 だがその所為で子を傷つけさせたくもないのだ。 子も、彼も守りたい。 だったら自分は…… 「愛しとるよ」 体を張って命をかけて守る。 どんなに辛くても悲しくても……その笑顔がある限り自分は生きていけるのだから……
優しかろうが無かろうが
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