THORNY PATH


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路傍で拾った非日常

シンのマックとエイデンの出会い。
ステラとフラックに会った翌日辺り。
(2003)




 シンのことは噂になりましたが、まだこの時は「ダニーに美人の友人がいる」くらい。
 恋人ではないかとか他にも悪い噂もありましたが、ダニーは無視してました。
 噂よりも友人が大切なので。

 で、フラックとステラとであった翌日から数日後。
 何かの事件で突き止めた犯人は逃げ、エイデン突き飛ばして逃走しようとした所をシンが押さえつけました。


***


 黒髪黒目。
 陶磁器のような白い肌。
 性別を超えた美しさが目の前にある。
 その視線が動き、目が会ったと思った瞬間…美しい笑みが広がる。
「大丈夫ですか?」
「え、ええ」
 問いかけられ、何とか頷く。
 突き飛ばされはしたけど、咄嗟にマックが支えてくれたお陰で怪我は無い。
「本当に大丈夫か? エイデン」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます、マック」
 マックに礼を言って服の埃を払っていると、マックはその人に向き直る。
「犯人逮捕に協力してくれてありがとう」
「いえ。こちらこそプロッフェッサーに協力出来て嬉しいです」
 ふわりと美しい笑みが広がる。
「私のことを知っているのか?」
「ご有名な犯罪学者であるプロフェッサーのことを知らない人はおられないと思いますよ」
 確かにNY市警CSI主任であるマック・テイラーは有名な犯罪学者だ。
 だが、彼が犯罪学者であることは普通はその方面を勉強しているか関わっている人くらいだ。
「君は…学生か?」
 年齢は少し判断付きにくいが見るからに若いので見当を付けて問うと、少し困ったように笑い、
「いえ、社会人です。これでも74年生まれですから…」
 年上!?
 絶対に同い年か年下だと思っていたエイデンは内心で驚愕する。
 マックも明らかに予想外ではあっただろうが、表には出さずに「すまない」と謝罪を口にする。
「構いません。私は探偵をしているシンと言います。プロフェッサーとレディにお会いできて嬉しかったです」
 二人に向かってシンはにっこりと綺麗な笑みを浮かべると、用事があるからと丁寧な態度で去って言った。


***


 その後、CSIに戻ったエイデンの話を聞いたフラックがダニーの友人だと当たりをつけます。
 (黒髪黒目の性別を超えた美人でシンという名前ですから)
 そして丁度休憩の為にやってきたダニーを二人(後に+ステラ)が追求し、シンのことを知りました。



(Title:SBY)