THORNY PATH


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未来へのリライト

ダニーがCSIへ入るまで。
(1999〜2003)




 その後、ダニーの仕事が終わった後にご飯食べにいったり飲みに行ったり。
 でもある時、シンの自室(事務所の上階)に招待され、餌付けされました。
 シンの家に入り浸るようになり、段々着替えや持ち物も増えました。



 でも段々ダニーは自分で選んだとは言え、自らが異質であることに苦しみ始めます。
 ダニーが失敗したり突っ走ったりして叱られた時の愚痴を聞いてあげるシン。
 辞職まで考えだし始めた時、シンは「本当にダメだって感じたら一緒に探偵をやろう」と誘ったりしています。

「あの所長が受け入れてくれるか?」
「大丈夫。あの所長だって上司殴って辞めた人だし。私だって…ダニーと同じ理由で辞めた人間だしね」

 シンの身をもって知っているからこその励ましにダニーは救われながらも悩み続けていた先、マックに見出されCSIに誘われました。

「プロフェッサー・テイラーに認められるなんてすごいね」
「知ってるのか?」
「勿論。有名な犯罪学者の方だからね」

 ダニーが興味を持ち、やってみたいと思っていることを悟ってシンは後押しします。
 シンも刑事よりもCSIの方がいいかもしれないと思ったり。
 それで2003年にダニーはCSIへ。



 シンが他のメンバーと知り合うのはダニーがCSI加入後。
 ダニーは警戒心が強いので、見出してくれた尊敬と感謝を抱くマック以外には素っ気無い。
 また新しい環境に慣れるためのストレスもあったりした時はシンを癒しとしています。
 シンの性別不能な感じや静かな気配が心地良いので。
 それで仕事も早く終わって偶に外に出て食事したり飲んだりしていた所を偶然見られ、エイデンかフラックあたりにシンを女性でデートと勘違いされたり。


***


 一段落済んで休憩と遅めの昼食を摂っていると、エイデンが入ってくる。
「今がランチ?」
「ああ。…そっちはもう済ませたのか」
「ええ」
 エイデンの頷きにダニーは頷くと、手にしているサンドイッチに齧り付く。
 だがサンドイッチを食べている間、エイデンの意味ありげな視線が自分に注がれていることに気づいて胡乱げな視線を向ける。
「…何?」
「何が?」
「さっきからじっと見つめているから…何か用なんだろ」
 ダニーはそう問いかけると、サンドイッチの最後の欠片を口に入れてコーヒーを飲む。
「フラックから聞いたんだけど…」
「…ああ」
「貴方、美人の恋人がいるんでしょ」
 エイデンの唐突な言葉にダニーはまじまじと彼女を見つめ、
「…………は?」
 不思議そうな声を漏らす。
 警官になって昔の付き合いは一切失ったしこの忙しさで最近は恋人はいないと言ってもいい。
 だが、彼女はそれをシラを切っていると思っているらしい。
「誤魔化してもダメよ。昨夜、貴方がデートしている所をフラックが見ていたんだから」
 昨夜?
 昨夜は確か所長のファルシンが仕事でいないので久しぶりにシンと外で食べて、飲んでいたのだが……まさか。
「…恋人じゃない。友達だ」
「あら。フラックはそうだって確信してるみたいだけど…もしかしてアプローチ中なの?」
「…違う」
 シンがこのことを聞いたら困るだろうなと思いつつ、ダニーは否定をし続けた。



(Title:SBY)